旧ブログからの転載です。一部修正。
見つけた経緯について。……この作品を見つけた経緯は、聞くも涙、語るも涙の顛末がありました(白目) す~ごく昔、おそらく2011年より前だと思うんですけど、その頃に読んだWeb小説で、続きが気になっているんだけれどもタイトルがどうしても思い出せない作品があって、なんとかそれを見つけようと、なろうの検索で試行錯誤していた時代がありました。そのときキーワードに使っていたのが「星」「騎士」「光」「鉄工」とかそんな単語で、でも結局見つからずじまいで…(+_+)…で、その過程で見つけたのがこの作品なのでした。「星」でひっかかったのかな? 偶然の出会いですね。
どなたか、知っていたら情報いただけないでしょーか……
- 女の子(女子高生?)と鉄工所勤務の男(20代?)のダブル主人公
- 女の子の名前は「光」だったかな……どうかな……
- 異世界トリップみたいな、異世界憑依みたいな、ちょっとよく覚えていない
- たしか男のほうの性格が超ダメダメだった
- たしか女の子の性格が超キツかった
本記事はネタバレを含んでいます。ご覧のかたはご了承ください。
花姫と夕星の騎士/大隈 音鼓 さん作
不思議な力を持った女王が治めるエラス王国には、16名の「輝ける星」と呼ばれる騎士がいる。
小説家になろう あらすじより
マリーはごく普通の18歳。一緒に育った兄のハインレオンとその友人のヴィルヘルムはそろって騎士として活躍している。
マリーは、自分は妹としか思われていないとわかっていながら、ヴィルヘルムに長い間片思いを続けていた。
そんなある日、二人に大きな転機が訪れる。マリーの初恋の決着はいかに―――。
誇らしげに渡された物は、アッバーサの秘境に伝わるギョロ目のお面。ウィル兄さん、これをいったい、どうしろっていうの……? 花も恥じらうマリーは十八歳。兄と、兄みたいな「ウィル兄さん」。たまに困らされるときもあるけれど(変なお土産とかね)、頼もしい二人の兄さんたちと過ごす、楽しく幸せな日々。でも、当たり前の日常が、いつまでも続くわけもなく……。っという雰囲気の物語です。
いや~~~~~……ほんと……幼馴染って萌えますよね!!(力説)
このお話、すご~く好きな場面がありましてね。「マリーとニーナの昼下がり ・後」の最初のところ。片思いに思い悩むマリーが「ど~しよど~しよ」ってクヨクヨやっているときに、友人のニーナが、突然、理性的シミュレーションをかましてくるんですよ。シミュレーションってどういうことかというと、
Aしたらどうなる?
Bになるでしょ?
で、Bになったら?
当然Cになるわよね?
で、Cになったら、あんたはDするわけでしょ?
……みたく、先行きが不安になっているマリーに対して、ズバッとそりゃ杞憂だよっと論理立てて説明してくるんですよ。私、特に恋愛ものにおいてこういう展開をこれまで読んだことがなくて、最初にこの場面を読んだとき、もう目が覚めるくらいにビックリしまして……で、びっくりのあと、すごくスカッとした気持ちになったんですね。
献身的で明るいマリーと、ドがつく朴念仁のウィル兄さん、みたいな登場人物配置だったので、モヤモヤと気持ちがすれ違うのかしら、と思うじゃないですか。でもそういう暗い話は、ナシナシ! みたいな雰囲気がこの「マリーとニーナの昼下がり ・後」でバーンと出てくる。あとは元気になったマリーがオラオラと恋の砦を攻めていく様子を追いかけて行けばOK。なんてステキな方向性なんだ……
物語の最後にお笑い要素を入れてくるところも楽しい。「ホニャララ」による公開処刑がヒドすぎて兄さんに同情してしまうw こういう感じに一歩外側からイジって終幕するの好きですw
冒頭でも触れましたが(触れるっつーか叫ぶっつーか)、幼馴染萌えの熱量がすごいですね~~~この作品は。幼馴染による妹扱いが好きな人や、かなりの土壇場まで妹って言い張っちゃう幼馴染が好きな人にお勧めしたいです。妹扱いやめた途端にドチャクソ甘やかす幼馴染好きにもお勧めです。お勧めまみれです!